Aoyama 346

青山通りの喧騒から少し離れた南青山に立つ複合商業施設。
施主は、建蔽・容積率に捉われず、都会にいながらも光や風を感じ、
植物に触れられるゆとりある空間を求めた。
ピストル型の敷地形状に由来して、建物はシャープな造形となっている。
この鋭いイメージと軽減するため、
格子梁をフレームガーダーで受け細径の柱により支持する構造を採用。
ファサードの透明性を確保することにより、
前面のランドスケープと建物に緩やかな繋がりを生み出し、
有機的な場とする目標への解決を試みた。
各種コミュニケーションメディアについても、プロセスの早い段階から計画を進め、
三角形を構成要素とした建物と融合したサイン、
形状に呼応したロゴやウェブサイトへと展開している。